メイキング:クレイオスくん

今回はこちらの絵のメイキング画像と、その解説を載せていこうと思います。
こちらはクレイオスくんの幼少期……ですかね。実は私がクレイオスの物語を見てきたのはだいたい8歳~(今住んでいる町に引っ越してきた頃)ですが、この絵はちょっと(?)8歳には見えませんねぇ……まあ、そういうのはさておき。

2020年制作、使用画材はペン(コピックマルチライナーのウォームグレーかな?)、水彩色鉛筆、クレスター水彩紙で、はがきサイズです。


さて……今回はラフや下描きなどの写真がなく、いきなり線画からですね。
前回(2019年)は色鉛筆で線画を描いていましたが、2020年のこの時期はペンで描いていたようです。
このペン・コピックマルチライナーは耐水性で、太さのラインナップも幅広く、愛用者も多いのではないかと思っています。この絵では2種類の太さのペンを使い分けているようです。

これは、肌を塗りましたよ~なやつですね。また前回の話ですが、肌に使っている色は同じです。塗りも、ここではまだ色鉛筆と同じようにカサカサと塗っています(ドライ技法)。
自分で言うのもなんですが、こんなに丁寧に塗っても、後で水で塗らすとほぼ消えてしまうような箇所もあるため、あまり意味がありません……ここはあくまで下塗りといった感じです。

これは目(瞳の色)を塗ったようです。ここもはっきり言って、こんな3色使ってグラデーションにしても、後にあまり意味のない結果となってしまうため、何なら1色でもいいんじゃないかと思います、後から足すので……下塗りぃ……

髪の色を塗ったようです。
描く人にもよりますが、水彩は特に、色を重ねるのは3色くらいまでがいいと言われています。色が濁ってしまうからです。
ただ、ゆらりぃさんは濁るのだいすき(?)というか、目に優しい色にしたいため、少々濁る分についてはむしろいいと思っています。これも、4色で混色やグラデーションを作っているようです。

一気に服など塗ったようですね、これで色鉛筆塗りの工程はおしまいです。

色鉛筆塗りしたものを、水筆で濡らして色を溶かしました。水筆は今でも愛用しているぺんてるのものです。
水彩色鉛筆はこのように、水で色を溶かしてからこそ本来の発色を発揮するものもあります。色鉛筆塗りをしたものと比べると、鮮やかな色になっていますよね。

これは前回なかった工程です。前回使っていた紙よりも、このクレスター水彩紙は少し色の乗りが不安定でムラができやすいため、先ほど使っていた色たちでムラを補正しています。この時にはもう「ウォッシュ技法」、水彩色鉛筆の芯から直接色を取って塗るという、水彩絵の具と同じ塗り方になっています。

分かりづらいですが、肌に影を入れたようです。
この頃はパレット……の代わりのお皿を使って混色していたんですね、なんてめんどくさいことをしていたんだ私……いくらちょうどいい色がなかったとはいえ、今の私なら紙の上で混色すると思います(紙にもよります、重ね塗りに弱い紙もあるので……)。

髪に影を入れたようです、これも混色していますね……まあ、紙の上で混色するのもいいですが、事前に色の確認をするときや、濁った色(ちょうどいい色)を作りたいときにはいい方法ですけどね。

服などに影を入れたようです……あの、顔というか、頭部さえ上手くいけば満足してしまうゆらりぃさんですので、服などの塗りは気楽にやっています。多分大きな失敗でもしない限りは目立ちませんしね(おい)。

ここ、個人的にダイジ……、実際私以外にもここダイジにしている人は一定数いるようです。ほっぺ!前回は1色でしたが、今回は2色のようですね。ほわっと赤く染めました……ん、どうやらここは水彩塗りではなく、色鉛筆塗りで柔らかく塗ったようです。かわいい。

最後の工程=完成の画像になっていたようで、最初と同じ画像ですけども再掲します。
私は「2回目の線画」とも呼んでいますが……いわゆる1回目のペンでの線画はあくまで下描き・目安のような感じで、水彩色鉛筆で上からそれをなぞっています。
なぜ2回目の線画というものができたのか。それは「線画の色トレス」をしたかったからです。簡単に言うと、一色で描いた線よりも、線の色を周りの色となじませることによって柔らかい印象になるのです。よく見ると、赤っぽい線や黄色っぽい線など、所々線の色が違うのがお分かりになるかと思います。
これは色鉛筆塗りですが、やはり太くなってしまうのが難点で、小さい絵のときは筆で頑張って細く描いています。

補足です、これは多分スキャンではなく、スマホで写真を撮って、アイビスペイント(お絵描きアプリ)で補正したものだと思います。うちにはスキャナーが……まあ、ありますけどクォリティがよくないため、よほど大きいサイズの絵や、ポストカードにするなどの大事な絵以外はスキャンせず、スマホで撮影・加工をしています。

加工というと悪いイメージを持ってしまう方もいらっしゃるでしょうが、アナログ絵描きにとっては「実物にできるだけ近い色」をデジタル媒体で表示できるように必要な工程なのです。確かにやりすぎはよくないですが、どうしても写真無加工のままだと、暗く写ってしまったりして原画の魅力が伝わりづらいのです。

加工のやり方を簡単に説明すると……

〈1、角度補正〉
カメラで撮影したものは斜めに写っていることがほとんどなので(真上から撮ると影が入るため)、真上から見たようになるように角度を補正します。

〈2、明るさ調整〉
暗く写っているため、「除算(?)」で明るくします。

〈3、色味補正〉
今回のこの紙・クレスター水彩紙は真っ白ではありません。目に優しい、ちょっとクリーム系の色をしているため、塗りの色はもちろん、この絵に関しては紙の色も表現したかったため……なのでわざと白にしていないのです、加工と言えば加工ですが、実際の紙がこういう色をしているので……。

……といった感じです。


これもメイキング用にたくさん写真を撮っていたものなので、枚数が多かったですね……まだメイキング用に撮っていた絵たちがありますので、お楽しみに♨

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