リリーの詩 その4


雲ひとつないような、青く広がる空。
そんな空を見ると、
私が幼かった頃を思い出し、
涙が止まらなくなる。
青い空は、私が幼い頃だけではなく、
今までに何度も
私の大切なものを奪ってきた。
だから、また何かが
消えてしまうのではないかと、
怖くて仕方がなくなるのだった。
……でもいつしか、この青い空でさえも
消えてしまうのではないかと
思うようになった。
清らかな海も、佇む森も、瞬く星も……。
幸せな日々も、大好きな人たちでさえも、
みんな、みんな消えてしまうの
ではないかと、哀しさと、切なさで
胸がいっぱいになる毎日。
……せめて、私の大好きな
この子たちの幸せだけでも守ってあげたい。
今は唯、そう思うのだった。


これは詩というよりも、短い……物語というか、リリーの心情です。

コメント