『君の好きだった花』

君がいなくなってしまってから、何年経っただろうか。僕は相変わらず、ここ──故郷の村の外れにある、桜の木があるこの場所に通っている……君に会うために。

もう君の笑顔は見ることができない。大好きだった、君のきれいな笑顔。でもいつしかそれは消えてしまった、僕は君の笑顔を取り戻せなかった……ずっと、ずっと後悔している。もっと、君が嫌になってしまうほどにたくさん伝えれば良かった。

大好きだよ、って。

ほら、今年も君の好きだった花がきれいに咲いているよ。

……また、会いにくるね。


曲はこちらからお聴きいただけます。

以下、YouTubeからの引用です。


作詞・作曲・イラスト ゆら ゆらりぃ

去年くらいから作っていましたが、なかなか完成せず……当初のイメージとけっこう違いますけども、やっと完成させられました。

桜色の髪の妻・フェイマを亡くした、夫・カウラスくんの歌です。
もっと寂しい雰囲気にしたかったけど、クラシックギターだけじゃ寂しすぎたので、パートを増やした……ら、明るくなりすぎた……。

〈歌詞〉

今年も 君に会いにきたよ
君の好きだった 桜の花が咲いたから
初めて一緒に見たときと 変わらない
君の髪の色と同じ 淡い薄紅色

あれから 何年経ったかな
僕はまだ 受け止められていないんだ
こうして毎年 桜の花を見に来るのも
君との思い出を
色褪せさせないためだから

いつも君は 暗い部屋にこもって
ひとりで 泣いていたね
上手く慰められなかったこと
君を救えなかったこと
まだ 後悔している

桜の木の下で 静かに眠る君
儚く散ってく 花びらたちが
君の涙みたいに思えるよ
胸が締めつけられるみたいに苦しい

だけど
今年も 君に会いにきたよ
きっと これからも会いにくるよ
散ってしまうのは 切ないけれど
それよりも 僕は

あの日 君の見せてくれた
笑顔が忘れられなくて
君の大好きだった 桜の花を仰ぎながら
君を愛した日々のことを思い出すんだ
どうか来年も 君の髪の色と同じ
淡い薄紅色の花が 咲きますように


つらかったね、苦しかったね、助けられなくてごめんね。後悔ばかりで、僕はここに来ると泣いてばかりだ。

でも……君と過ごした日々のことも忘れないよ。君と出会えて本当に良かった、僕はとっても幸せだったよ。

ありがとう。

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