
「どうしてこんなことになってしまったのか」
どんなに後悔しても、何を問おうとも、ここにはもうその人はいない。
……というのは、後に成長したときのフラーゼの目線。この絵では、一番見てほしいのはフラーゼではなくフェイマだ。だが、フェイマの心の声は私にはほとんど聞こえていないし、本人も自分の気持ちをあまり理解・整理できていないところがあるため、その心は誰にも分からないと言っても間違いではないだろう。
実は私、多分この絵は……深いとは言ったものの、そんなに深く考えず、ある意味無意識に描いたような気がする。意図したのは、この絵を描いていた終盤……つまり私が毎回無計画にしがちな背景、なんだ。

これがラフだ。もう自分でも背景が何を表しているのか分からない。
だが、このときもうすでに「後ろ向き」だ。
自分で深く考えたことはなかったが、確かにどこか寂しさを感じさせたり、表情が見えないということで各々がどんな顔をしているか見る側に想像させる……みたいな効果はあるかもしれない。
フラーゼはまだ幼い。状况をあまり理解できておらず、ぽかんとしているかもしれない。カウラスは、この頃はまだ気づいていないだろう、何がとは言わないが。きっと幸せそうな顔をしている。
さてさて、問題はフェイマだ。表情は後回しにして、先に見てほしいところがある。
まずは、空間だ。本来であれば、バランスを意識して3人を中央に配置すればきれいな構図になるだろう。だが、あえてフェイマのとなりに空間を空けている。これは実は、私がけっこう無意識に使っている技法だったりする。だいたいこうしたアンバランスな構図のときは、「きっと何か裏がある」と思ってもいいだろう。私は残念ながら無意識なので上手く答えられないかもしれないが……。
もう一つは背景の色だ。色については、私はあまり考ずに塗ることが多く……まあ、色にこだわりの強い私なので、もう最初から決まっているかのように自由に塗る(からいつも失敗する)。だいたい明い色なのに、フェイマのとなりのその空間になるにつれて、冷たい色に変わっているのはお分かりだろうか。
この2つに共通……というか、多分色で強調したようなものだけど、それはつまり、やはり「空っぽで冷たい感情」なのではないだろうか。そして、フェイマはぎりぎり眀い色の方にいる……「2人にそんな心を知られたくない」のかもしれない。無理して明るく振るまおうとしていたのかもしれない。
私が思った結論と以前思っていたことに矛盾が生じてしまったので、少し言い訳をさせてくれ。
まず、結論として私の答えは「フェイスは無理しつつも笑顔を作っている」だ。
そこで矛盾があるのはフラーゼの証言だ。「僕は生まれてから一度もあの人の笑顔を見ていない」ってね。
言い訳その1、フラーゼは幼かったので、母が一応笑顔を見せていたことを覚えていない。
言い訳その2、フェイスは必死に笑顔を作ろうとしていたが、フラーゼには笑っているようには見えなかった。
……まあ、こうしてゆらりぃ氏は日々創作の矛盾と闘っているわけだが……私の見解はこうだ。いかがだろうか。
ちなみに、その「冷たい感情」というのは、もちろん孤独感もあるだろうし、自責もしてるし、悲しい気持ちもあるだろう……どんどんふくらんでいってしまう前なので、うん、この頃はあんまり心配しないでね。ふーちゃん(フラーゼ)と手をつないでいたようなこんな日は、日々は、戻らない……という感じ。
お迎えしてくださった方、本当にありがとうございます。解釈ばっちりでしたね!私もびっくりでした!
これは余談、タイトルについて。
私は絵にタイトルをつけるのがものすごく下手なんだ。ラノベ風(?)に長くなりすぎてまとまりがなくなってしまうこともあれば、何も考えずに描いてしまって虚無虚無プリンなことも多々。この絵もタイトルがなくて、必要になったから後でタイトルをつけた、というものだ。私はほんとに言葉のセンスが皆無なので、このタイトルは実は好きな曲の歌詞から引用したんだ。多分知らないと思うけど……てか私自身がその曲のタイトルを思い出せないから誰も分からないね!カラオケにも入ってないから歌う機会もないし!……というのはさておき、某卒業ソングなんだ(実際に歌ったことはない)。「二度と戻らない日」、そこだけ切り取ると悲しいイメージだよね。でも、その歌詞の続きは(多分)「色褪せることはない」なんだ。他にも、「出会えた喜びをいつまでも忘れないよ」とか、切ないけども、それが消えてしまうわけではない……みたいな優しい歌詞でね。この曲は卒業ソングとはいえ、なんか、ね……うちの子を感じてしまうわけなのだよ……(オチなし)。



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