何気ない日常の物語

カウラス「ごめんね、急に……僕がお仕事している間、退屈だろうから、これ、買ってきたんだけど……」

カウラス「色鉛筆と、スケッチブックだよ。気に入ってくれるといいんだけど……」

フェイマ「あ……あーう」

カウラス「ん?どうしたの?」

フェイマ「あ……あい、あ、ろ……」

フェイマ「(ちゃんと伝わったかな)」

カウラス「……え、えっと」

カウラス「ありがとう、って言ってくれたのかな?」

フェイマ「……へへっ」

カウラス「ふふ、喜んでくれてよかった」


フェイマちゃん、あまり上手に言葉を話せない子で、いつもは筆談をしていますが、このときの「ありがとう」は、ちゃんと言葉で伝えたくて。

あまり上手に言えなかったけど、カウラスくん、分かってくれて。

フェイマちゃんは、伝わったことが嬉しくて、すごく嬉しそうに笑ってくれて。私は、このときのフェイマちゃんの笑顔が大好きでした。それはきっと、カウラスくんも同じだったと思います。

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